摂食障害（過食・暴食・拒食・過食嘔吐）のコントロールについて

あるクライアントさんから、お便りをいただきました。

本当にご自身の感情や感覚を見つめ、質問して下さっています。

わたしの経験も、知識も、全部 みなさんと共有し、インテグレートヒーリングのセッションに生かしたいと、とても強い気持ちでいますので、こんな風に思ったことを信頼し、聞いてくださることは、わたしにとっても、幸せなのです。

～頂いたお便り～

（いくつかに項目をわけ、分かりやすいように説明していきますね）

①「摂食障害」は、よく言われてる ダイエットより、普通に食べることが大事なのですね。

そうです。

摂食障害の症状がある方は、「脅迫的」になってしまう傾向、0か100になってしまう傾向があるので、「ダイエット食」を意識してしまうと、完璧にやりきろうとします。

また、何度も同じことを説明しても、自分のループにハマる癖が強いのです。

②体重が増えても、過食しても3食食べますか？

③栄養バランスも大事なのですね？

②と③に関しては、誤解を招くと困りますから、対面で話したいと思ってます。

その際、私の話したことが、頭の中で 違う話に作り変わらないよう、「録音」されることをお勧めします。（私の方では、録音しませんのでご安心を）

なぜ、文字にしても「誤解が生まれるか」というと、自分が受け取りたいようにしか、受け取れないからです。

＊こちらのクライアントさんは、そのようなことはないので、後ほど、メールで個人的にお返事します。

④れい子さんは、｢栄養バランス習ったからって、治るはずないじゃん｣とも言ってましが、それでも栄養バランス大事ですか？

M塾でセミナーを受けるとき、「そんなの知ってます」「習いました」という方、居ますよね。

「知っていますよ」と、言い放っているにもかかわらず、自分は「ソレ」が出来ていない、痩せていないから、セミナーに来ているのに、って思いますよね？

確かに、こんなことを「セミナーに来て言う人どうかな？」なのですが、栄養士でも、 管理栄養士も、出来ない人もいます。

ここが、ただ「知識だけの人」。　なのか「言いたいだけの人」。なのかは分かりませんが、私のセミナーを受けてくださった方 　生徒さんの中で、たったの一人も、「怠けもの」「言い訳屋」「口だけの人」は居ませんでした。

みんなさん、とにかく真面目で、頑張り屋さんです。

セミナーを受けた後、「摂食障害」や「自分ではどうしようもない理由」でなければ、「今のワタシのように」その「知識と経験」で、何は何キロカロリーで、栄養はこんな感じって分かるから、ダイエットなんて 絶対に不要なんです。

普通に食べているだけで、太らない。

そう、思うよね？

でも、「普通が分からない人」・「栄養バランス」が、根本的に分からない人は、「摂食障害」のあるなしに関わらず、必要な知識だと思います。

だから、M塾でセミナーを受けたのに「摂食障害が治らない」という人がいたら、その知識は、ほんの少しも無駄にならないし、良いことを学んだと思ってください。

「痩せるために」、「摂食障害を治せる」　と思ったから学んだのに、損した！

そんな怒りは不要です。

ダイエットは、「健康」があってこその悩みでしょ？

健康的な食べ方を、高校卒業以来、再び学び、自分に落とし込むのは貴重な時間です。

「本」を読んで学べる人は、セミナーも不要です。

ただし、この「バランス食を学んだだけで、摂食障害が  治るわけないじゃん」は、事実です。

学んで治るなら、栄養士、管理栄養士だけでなく、医師も、看護師も、学校の先生も、摂食障害にならないでしょ？

わたし学生時代、4年間、学んでます。

卒業後も、大学院病院や学校、保健所、福祉施設で、栄養指導もしていました。実務経験、20年以上です。

でも、摂食障害だったんです。（追記：昨年、M塾でも半年学びました）

ちなみに、M塾の三田智子先生は、「摂食障害も治ります」なんて一言もおっしゃっていないし、三田先生に直接メールが行くと、先生は、「病院に行かれたほうが良いと思います」と、きちんとお返事をしていましたよ。

なんの資格もない人が、「摂食障害を治せます」「治ります」なんて、言いきってしまうことに間違いが起きると思います。

医者でも、「治ります」って言わないのに、おかしな話です。

＊ただし、わたしのセミナーを受けていて、コメントをもらっている間、すごく痩せるし、コントロールが容易なのは、わたしの「コメントの 力」です。

もう、謙遜するのはやめました。

⑤　毎回 「肉や魚や果物や、食べるものの重さを計ったり」「何を食べなきゃ～」とか、

「食べたい時に食べれない」のは、ストレスになりませんでしたか？

最初の1ケ月は、ストレスではなかったけど、慣れてくると、ストレスでした。

でも、担当チアリーダーに対して、「いい子」でいたかったので、毎回、きちんと計りました。

逆に、私は自分がチアリーダーになった（2017.10月中頃から末くらい）頃には、摂食障害ではなくなっていたので、お食事の計量も、カロリー計算も、「生きがいの感じられる 大好きな仕事」なので、少しも面倒ではないのです。

☆要は、「痩せるため」にやることって、苦痛でしかないのよね。

強迫的にならず、安定した「心の状態」を感じていられることが全てなの。

痩せるために 食べるなんて、しなくていい。

美味しく食べたいから調理したり、味付けにも 配慮するんだもん。

⑥  フォロー終了後、自分で食事を記録していくのは、栄養バランスでなくても大丈夫ですか？

栄養バランスやってみようとしたのですが、胃が大きいのか、栄養バランスの量だと、食べたのに食べた気がしなく、常に空腹で。

もちろんです。バランスを気にすることなく、食べたものを記録し、日記に「感情」を 正直に書いたらいいの。

私の、食事記録や日記を見ると、私らしいのがよくわかりますよね？

時間が無ければ、お菓子が「ランチ」だったり。自分で、お菓子を食べる理由を わざわざ与えて過食に持っていかなくても、食べたい時にお菓子を食べたらいいし、お食事を食べる時間が取れなければ、お菓子がランチの時もあるかもしれない。

だからこそ、お菓子だけで1500kcal、菓子パン5個を一気食い。なんていうのは、もう、自分ではコントロールできない状態と言えます。

「栄養バランス」にこだわるから、「過食」につながりやすくなりますし、「過食」が長引きます。

「本やテキスト」の食べ方で足りなければ、「第２回目のテキスト」を参考に。

もしくは、またメールください。アドバイスします。

⑦れい子さんの言う通り、セッションで癒されてから１週間、作ってみたいレシピや、食べたいおかずにして、ご飯の量を少なめにしても満足感で過食することなく、お菓子に走ることなく、嫌な気持ちになることもなく、ご馳走様出来ました。

そうなんです。

今日のブログにも書きましたが、この状態が、本当の自分なのです。

⑧でも、やはり肉や魚の量、調味料も気にしなかったので、痩せるまでには時間はかかりますよね？

・「過食の破壊力」に比べたら、毎日食べる、「肉」・「魚」の 量の10ｇ、30ｇとかは、大したことはないですよ～。

・「痩せるスピード」ですが、早く痩せたいと緊張するから、100ｇ、200ｇの増加で ドキドキしちゃうんです。

「この食欲は、私のものじゃない」という気持ちを、隠さなくていいんです。

だって、どうしようもできないから。（今日のblog参照）

自分のせいではない。←ここに安心感を。

⑨ セッション後、落ち着いていられ、自炊ができ、適度な運動や家事や掃除が穏やかにできる時間、幸せです。

よかった、それが、本当の自分なんだよ。

⑩なぜ、普通のことが私には難しいのだろう(>︿<｡)質問ばかりで、すみません(>︿<｡)れい子さんの優しさに甘えて、すみません(>︿<｡)

「普通」って難しいよね。だって「世の中の普通」って、「誰かの決めたもの」でしょ？

「誰かにならなくていい」。

「誰か」になったら、「誰かが決めた、普通」になったら、貴女はどこに行くの？

なぜ、わたしのセッションを受けたいとか、セミナーを受けたいのか、カウンセリングで話を聞きたいのかと言うと、私が、「普通」ではないからだよね？

私が「普通」だったら、きっと、貴女の目には留まらない。

私が、「普通でなくてもいい」と心底 思い、「常に、安心の中にいて」、「ゆるぎない自信」を持っているから、でしょ？

幼少時代、学生時代、0～30代半ばまで ずーーーっと、どん底を生きていても、摂食障害を 手放し、生き生きと暮らしているからだよね。

私は14歳から、30年間摂食障害だったけど、きっと、母のお腹の中にいた時から、「トラウマ」もたくさんあったと思うのよ。その混乱状態が、すぐに治るわけなかったのも、仕方ない。

でも、必ず良くなるのよ。その人に合ったペースでね。ちょっと私は時間かかったけど、

45歳からはとにかく幸せだから、

あと、倍、3倍生きて、生まれてきて良かった！！！！って、いっぱい、味わいたい。

一緒にね。